日本船といえば、
「飛鳥Ⅱ」、「にっぽん丸」、「ぱしふぃっくびいなす」
これら日本船と、それ以外の外国船では、
クルーズの日程も違うし、値段も違う。
「外国船で2泊くらいのクルーズがあればいいのにな~」
なーんて思う人もいるかもしれない。
でも、それは…かなわぬ夢…
その辺のところをちょっとまとめてみようと思う。
外国船
クルーズの価格は、安い部屋だと1泊1万円台からある。
自国の輸送・交通を守るための規制(カボタージュ制度)により、
日本国内だけに寄港する「国内クルーズ」は出来ない。
各外国船が、韓国や台湾などに寄るのは、
この規制をクリアするため。
ただ、船のスピードは約20ノットで、
時速に直すと時速約37キロ・・・。
お察しの通り、外国に行かなければいけない決まりを守るためには、
クルーズ期間は、最短でも5日程度はかかってしまう。
そのため、1週間~2週間程度のクルーズが多い。
また、外国船の場合は、クルーズ料金の他、
港湾税が追加で必要になり、
さらに、サービス料が船内清算に追加されることになる。
港湾税は、1週間くらいのクルーズだと、だいたい1万5千円前後。
サービス料は1人1泊1200円くらい。
だから、10日間のクルーズだとすると、
クルーズ料金にプラス3万円弱くらい多くかかることになる。
ここ数年の日本発着の外国船クルーズでは
「サービス料込み」という価格設定も出ているので
その場合は、後から船内清算では追加されないから得したキブン。
最近は、日本発着クルーズを行う外国船が増えていて、
日本人の船員が乗務していることも多いんだけど、
船員はほぼ外国人、会話は英語が基本。
日本発着クルーズでも、海外旅行の雰囲気を楽しめるのが、外国船の楽しいところだね
日本船
クルーズの価格は、1泊4万円台から、とちょっとお高め。
ただ、サービスや食事は外国船とは違う魅力があり、
この質を維持するためと思えば、料金が高いのも納得できる。
また、日本船の場合は、
基本的にクルーズ料金に、港湾税とサービス料は含まれているから、
別に請求されることは無いからわかりやすい。
さらに、日本船の場合は、
基本的には、炭酸飲料とアルコール以外のドリンクは無料!
オレンジジュースやウーロン茶、ハーブティなども無料。
ラウンジ等で席につくと注文を取りに来てくれる。
先述の「カボタージュ制度」には日本船向けの内容もあって、
・60日間に一度は外国に行かなければいけない。
・お金をかけたカジノはできない。
・消費税が課税される。
・北方領土問題により、通れない海域がある。
などと定められている。
日本船は、国内クルーズが可能だから、
1泊2日、2泊3日のクルーズもいろいろある。
クルーズ旅に不安を感じる人は、国内の短いクルーズからチャレンジしてみるといいかもね