クルーズ船には、内側客室、海側客室、バルコニー付き客室など、さまざまなタイプの客室があります。
同じ船でも、客室の種類や位置によって旅行代金が大きく変わるため、どの客室を選べばよいのか迷う方も多いのではないでしょうか。
私自身、これまでに内側・海側・バルコニー付きの3種類に宿泊してきました。
この記事では、それぞれの客室の特徴や実際に利用した感想、客室を選ぶときに知っておきたいポイントを紹介します。
クルーズ船の客室にはどんな種類がある?
クルーズ船の客室は、一般的に次のような種類に分けられます。
| 客室の種類 | 特徴 | 料金の傾向 |
|---|---|---|
| 内側客室 | 窓がない客室 | 比較的安い |
| 海側客室 | 窓から外の景色を眺められる | 中程度 |
| バルコニー付き客室 | 専用のバルコニーがある | やや高い |
| スイート客室 | 広めの客室、特別なサービスが用意される場合もある | 高い |
一般的には、内側、海側、バルコニー付き、スイートの順に料金が高くなります。
船によって客室の構成は異なり、全室スイートの船や、すべての客室にバルコニーが設けられている船もあります。
今回は、私自身が実際に利用した内側・海側・バルコニー付きの3種類を中心に紹介します。
内側客室|旅行代金を抑えたいときに

内側客室は、窓のない客室です。
外の景色を見ることはできませんが、ベッドやシャワー、トイレなど、滞在に必要な基本的な設備は整っています。
最大の魅力は、比較的料金が安いことです。
クルーズ旅行では、レストランやラウンジ、デッキなど、客室以外にも過ごせる場所がたくさんあります。
船内の施設やイベント、寄港地観光を中心に楽しむのであれば、内側客室でも十分に満足できると思います。
実際に泊まって感じたこと
内側客室は窓がないため、少し閉鎖的に感じることがあります。
また、外の景色を見たいときには、デッキやラウンジなどの公共エリアへ移動する必要があります。
それでも、旅行代金を抑えられるのは大きな魅力です。
私自身も、できるだけ費用を抑えたいときには内側客室を選んでいます。
客室で過ごす時間がそれほど長くない場合や、旅行代金を抑えてクルーズを楽しみたい方には、よい選択肢だと思います。
海側客室|窓から外の景色を楽しめる

海側客室は、窓から外の景色を眺められる客室です。
自然光が入るため、内側客室に比べると明るく、外の天候や昼夜の変化も感じられます。
バルコニー付き客室ほど料金が高くないことが多く、費用と眺望のバランスがよい客室だと思います。
ただし、一般的な海側客室の窓は開けることができません。
また、救命ボートなどによって、窓からの景色が一部遮られる客室もあります。
実際に泊まって感じたこと
海側客室は、窓から海を眺められるのが魅力です。
ただし、窓の大きさや家具の配置によって、景色の楽しみやすさは変わります。

例えば、窓のすぐ近くにベッドがある客室では、窓際に座ってゆったり海を眺めるという過ごし方は、少し難しいかもしれません。
また、寄港地が近づいてきたときにも、窓から見える範囲は限られます。
それでも、室内にいながら外の様子がわかるのは、内側客室にはない魅力です。
海側客室は比較的低いデッキに配置されていることも多く、船の揺れが気になる方にも選択肢になると思います。
もちろん、揺れの大きさは客室の位置によっても変わるため、海側客室だから必ず揺れにくいというわけではありません。
バルコニー付き客室|客室でゆったり海を楽しめる

バルコニー付き客室は、専用のバルコニーが設けられた客室です。
好きなときに外へ出て、海風を感じながら景色を眺められるのが大きな魅力です。
これまでに利用した客室の中で、私が一番好きなのは、このバルコニー付き客室です。
好きなときに海を眺められる
朝起きてすぐや、夜寝る前にも、気軽にバルコニーへ出て外の様子を眺めることができます。
寄港地が近づいてきたときや、夜遅くに出港するときにも、わざわざ公共エリアへ移動する必要がありません。

以前は船内のイベントなどにもよく参加していましたが、最近は静かに過ごす時間も楽しむようになりました。
昼間、バルコニーの椅子に座って、ただ海を眺めている時間は、とても心地よく感じます。

また、バルコニー付き客室は、外に面した大きなガラス扉があるため、室内からも海を眺めやすいのが魅力です。
バルコニーに出なくても、客室でくつろぎながら景色を楽しむことができます。
季節や天候によっては利用しにくいことも
バルコニーが快適に利用できるかどうかは、季節や天候によっても変わります。
真夏の猛暑や真冬の厳しい寒さの中では、バルコニーの椅子に座ってゆっくり過ごすのは難しいかもしれません。
また、風が強い日や雨の日も、利用しにくいことがあります。
バルコニー付き客室は、内側や海側客室に比べると料金が高くなるため、旅行する季節や航路も考えて選ぶとよいと思います。
室内から大きな窓越しに海を眺められることも含めて、私にとっては魅力の大きい客室です。
客室の位置による違いも確認しておきたい
クルーズ船の客室を選ぶときには、客室の種類だけでなく、船内のどこに位置しているかも重要です。
船首・中央・船尾の違い
船は、客室の位置によって揺れ方や聞こえる音、振動などが異なります。
船首付近の客室
船首付近は、波が高いときに上下の揺れを感じやすい場所です。
また、海の状態によっては、船体が波を受ける際に「ドーン!」という大きな音が聞こえることもあります。
思った以上に大きな音がすることもあるので、慣れていない方は少し怖く感じるかもしれません。
船体中央付近の客室
一般的に、船体中央付近は船首や船尾に比べて上下の揺れが小さい傾向があります。
船酔いが心配な方は、船体中央付近の低めのデッキを選ぶのもひとつの方法です。
船尾付近の客室
船尾付近では、客室の位置や船の構造によって、推進装置などによる振動を感じることがあります。
私が利用した船尾付近の客室でも、「グルングルン」というような振動を感じることがありました。
それほど気にならない方もいると思いますが、音や振動に敏感な方は、客室選びの際に考慮するとよいかもしれません。
デッキの高さによる違い
一般的に、船の揺れは高いデッキほど大きく感じられる傾向があります。
揺れが心配な方は、低めのデッキを選ぶことも検討してみるとよいでしょう。
一方、高いデッキには、海を見渡しやすいという魅力もあります。
客室の位置によって、それぞれメリットとデメリットがあるため、何を優先するかで選び方が変わります。
エレベーターや公共施設との位置関係
エレベーターに近い客室は、船内の移動に便利です。
特に大型のクルーズ船では、客室からレストランや劇場などへの移動距離が長くなることもあります。
一方で、エレベーター付近は人通りが多いため、廊下の話し声などが気になる場合もあります。
また、客室の上下階にプールデッキやレストランなどの公共施設がある場合は、音が伝わる可能性もあります。
移動の便利さを優先するか、静かな環境を優先するかによって、客室の選び方も変わってくると思います。
予約前に確認しておきたいこと
窓やバルコニーからの眺望
海側客室やバルコニー付き客室でも、すべての客室から同じように景色が見えるわけではありません。
救命ボートなどによって眺望が遮られる客室や、バルコニーの手すりが金属製の壁になっていて、座った状態では海が見えにくい客室もあります。
客室の広さや設備
同じ内側客室やバルコニー付き客室でも、船によって広さや設備は異なります。
また、同じ船の中でも、客室のカテゴリーによって広さやレイアウトが異なることがあります。
客室の広さやレイアウトは、船会社の公式サイトなどに掲載されている写真やデッキプランで調べることができます。
客室番号を指定できるか
クルーズの予約には、客室番号を自分で選べるプランと、船会社に客室の割り当てを任せるプランがあります。
私自身も、客室番号を指定せずに予約したことがあります。
そのときは予約がかなり埋まっていて、希望する客室を指定できるプランが残っていなかったためです。
客室番号を指定しない場合は、船首や船尾、エレベーター付近など、希望とは異なる位置になる可能性もあります。
客室の位置にこだわりがある方は、希望する客室を選べるうちに、早めに予約するのがよさそうです。
まとめ|過ごし方と予算に合わせて客室を選ぼう
クルーズ船の客室には、それぞれ違った魅力があります。
旅行代金を抑えて船内施設や寄港地観光を楽しむなら内側客室、室内から外の景色を眺めたいなら海側客室、客室でゆっくり海を楽しみたいならバルコニー付き客室など、旅行のスタイルによって選び方は変わります。
私自身はバルコニー付き客室が一番好きですが、費用を抑えたいときには内側客室を選ぶこともあります。
また、客室の種類だけでなく、船内での位置や旅行する季節によっても、快適さは変わってきます。
それぞれの特徴を知ったうえで、予算や過ごし方に合った客室を選ぶとよいと思います。

