クルーズ旅行に出かけるとき、スマホは船の上でも使えるのか、インターネットにつなぐにはどうすればよいのか、気になる方もいると思います。
クルーズでは、船内Wi-Fiと寄港地の携帯電話回線を使い分けます。また、船内のアプリを利用するだけの場合と、メールやSNSなどを使う場合では、必要な準備が異なります。
この記事では、船内Wi-Fiと海外の寄港地での通信方法、気をつけたいスマホの設定について、私自身の利用経験を交えながらご紹介します。
※通信サービスの内容や料金は変更される場合があります。乗船する船と、契約中の携帯電話会社の最新の案内をご確認ください。
船の上と寄港地では、通信方法が違う
陸上では普段どおり使えるスマホも、沖合では陸上の携帯電話の電波が届かなくなります。航海中にインターネットを使いたい場合は、船内Wi-Fiを利用するのが基本です。
一方、寄港地では、国内なら契約中の携帯電話回線、海外なら携帯電話会社の海外通信サービスなどを利用できます。
| 利用する場面 | 主な通信方法 |
|---|---|
| 航海中にメールやサイト閲覧などをする | 船内Wi-Fiのインターネットプラン |
| 船内アプリで予約やスケジュール確認をする | 船内Wi-Fiに接続して利用 |
| 日本国内の寄港地で使う | 普段利用している携帯電話回線 |
| 海外の寄港地で使う | 携帯電話会社の海外サービス、海外用SIM・eSIM、レンタルWi-Fiなど |
船内Wi-Fiについては、「Wi-Fiに接続すること」と「インターネットを利用すること」は別と考えると、わかりやすいと思います。
船内Wi-Fiでできること
船内アプリの利用には、有料インターネットプランは不要
私が利用したクイーン・エリザベスやダイヤモンド・プリンセスでは、船内Wi-Fiに接続すると、乗船中のサービスを利用するためのアプリや専用ページを使えました。
レストランの予約やイベントスケジュールの確認など、こうした船内サービスを利用するだけなら、有料のインターネットプランは必要ありません。
ただし、船内Wi-Fiに接続しただけで、外部のウェブサイトやLINEなども使えるようになるわけではありません。それらを利用するには、別途インターネット接続が必要です。
メールやSNSなどには、インターネットプランを利用する
航海中にメールを確認したり、ウェブサイトやSNSを見たりしたい場合は、船内の有料インターネットプランを利用します。クルーズの申込みプランに、インターネット利用が含まれている場合もあります。
料金や利用できる内容は船によって異なり、クルーズ全期間のプランや、24時間単位のプランなどがあります。
私がクイーン・エリザベスに乗船したときは、ウェブ閲覧やメール、SNSなどに対応するプランと、動画視聴やビデオ通話などにも対応するプランが用意されていました。
購入前には、次の点を確認しておくと選びやすいと思います。
- 利用できる期間
- 接続できる端末の台数
- 動画視聴や通話など、利用できる機能
- 予約済みのクルーズプランに含まれているか

私が利用したときの使い心地
私は、クイーン・エリザベスとダイヤモンド・プリンセスの両方で、船内のインターネットを利用したことがあります。
私が利用したときは、どちらの船でも問題なく使え、船による使い心地の違いも、あまり感じませんでした。通信状況は航行する海域や利用状況などによって変わることもあるかもしれませんが、今のところ、つながりにくいと感じたことはありません。
船内では、機内モードにしてWi-Fiをオンにする
船内でスマホを使うときに、気をつけておきたいのが携帯電話回線の設定です。
陸上の電波が届かない海上でも利用できる、船舶向けの携帯電話回線があります。これにうっかり接続すると、契約や利用条件によっては、高額な通話料や通信料が発生する可能性があります。
意図しない通信を避けるため、船内では機内モードにしたうえで、Wi-Fiだけをオンにして利用します。
設定の流れは、次のとおりです。
- スマホを機内モードにする
- 機内モードのまま、Wi-Fiをオンにする
- 船内Wi-Fiに接続する
有料のインターネットプランを利用する日も、船内アプリだけを利用する日も、この設定で使えます。
私も、寄港地で携帯電話回線を使った後、船に戻ったら機内モードにして、船内Wi-Fiに接続するようにしています。
機内モードにしている間は、普段の電話やSMSは使えなくなります。LINEのメッセージなどは、船内のインターネットにつなぐことで利用できます。
海外の寄港地でスマホを使うには
海外の寄港地では、主に次のような通信方法があります。
| 通信方法 | 利用方法 |
|---|---|
| 契約中の携帯電話会社の海外サービス | 渡航先に対応する海外プランやオプションを利用する |
| 海外用SIM・eSIM | 渡航先に対応する通信サービスを購入して設定する |
| レンタルWi-Fi | 借りたWi-Fiルーターにスマホを接続する |
使える国や料金、使い始めるときの設定は、サービスによって異なります。契約している携帯電話会社の海外での使い方を、出発前に確認しておくと安心です。
私はpovoの海外データトッピングを利用しています
私は普段、povoを使っています。海外の寄港地では、その国に対応する海外データトッピングを1日分購入して利用しています。
寄港地でスマホを使うのは、主に観光情報の検索や地図の確認です。行きたい場所までの道順や、周辺のお店などを、その場で調べられると便利だと感じます。
下船してから観光中にもインターネットを使いたい場合は、船内Wi-Fiとは別に通信手段を準備しておきます。
船内の有料Wi-Fiは、毎日必要?
船内で毎日インターネットを使いたいかどうかは、人によって違うと思います。
私はクイーン・エリザベスでは、終日航海日に24時間のインターネットプランを購入して利用したことがあります。
ダイヤモンド・プリンセスでは、プリンセス・プラスに含まれるインターネットを利用したこともありますが、プリンセス・プラスには申し込まないことの方が多いです。
終日航海日が連続しない日程では、寄港地に着いてからメールなどを確認すれば、私の場合は十分でした。
仕事や家族との連絡などで毎日通信が必要な方は、全期間のプランが便利だと思います。一方、必要な日だけ利用する方法や、寄港地で通信する方法もあります。
普段はついインターネットやSNSを見てしまうので、クルーズ中くらいは少しネットから離れて、ゆっくり過ごすのもいいかなと思っています。

出発前に、必要な情報をスマホに保存しておく
旅行中に必要な情報は、インターネットにつながっていなくても確認できるようにしておくと便利です。
私は、出発前に次のような情報をスマホのメモにまとめています。
- 寄港地で行きたい場所や店の名前
- 利用する駅の名前
- 目的地までの交通手段
- 各寄港地の出港時間
- クルーズ全体のスケジュール
あらかじめまとめておくと、寄港地に着いてから予定を確認しやすくなります。出発前に一度、機内モードにしてWi-Fiもオフにし、メモを開けるか確認しておくと安心です。
また、出港時間とは別に、乗客の最終乗船時刻が決められているため、当日の船内案内で、船に戻る時刻は必ず確認しています。
船会社のアプリが必要な場合は、余裕をもってダウンロードし、ログインなどを済ませておくとスムーズです。
まとめ
クルーズ旅行では、船内と寄港地でスマホの通信方法を使い分けます。
船内では、機内モードにしてWi-Fiをオンにし、船内サービスや、必要に応じて有料のインターネットを利用します。海外の寄港地で通信したい場合は、渡航先で使えるサービスを準備しておきます。
毎日ネットにつながるようにするか、必要な日だけ利用するかは、旅行中の過ごし方に合わせて選べます。
必要な連絡や調べものができる準備をしておきながら、海を眺めたり、船内でのんびり過ごしたりする時間も楽しめたらと思います。

