人が少ない船内を楽しむ~もっと英語が上達したい(クイーンエリザベス6日目-2)

クイーンエリザベス 2023年横浜発着ゴールデンウィーク

新緑の九州と韓国9日間 4/28(金)~5/6(土)

プールとジャグジー

外出している人が多いので、寄港地での船内は空いていることが多い。

私たちは、これまで一度も入っていなかったプールで遊ぶことにした。

  

部屋で水着に着替えて、上にパーカーを羽織って船尾のプールへ向かう。

サンダルを持ってくるのを忘れていたので、スニーカーを履いていく。

  

私たちはなんとなくこの船尾のプールが好きなのだけど、水温は温水プールとしてはやや低い感じだった。

水深は斜めになっていて、奥に行くほど深くなっている。

他に誰も泳いでいる人はおらず、貸し切り状態。

泳ぎがあまり得意ではないので、水深の浅い方だけを使って行ったり来たり平泳ぎ。

10分か15分くらい遊んだだろうか、慣れない水泳で息が上がったので、ジャグジーへ移動。

私たちが入ると、すぐ横のデッキチェアで日光浴をしていた外国人のナイスミドルが何やら英語で話しかけてきた。

「横にあるボタンを押してごらん!」というようなことを言っていたので、素直に従う。

ブクブク…とジャグジーがオンになった。

すると、笑顔でグッドサインとともに「Good?」と言われたので、もちろん「Good! Thank you

!」と返す。

いや、知っていたけどね。そういうことではない。嬉しいじゃないか、楽しいじゃないか!

  

日本人同士だと、知らない人に突然話しかけることってなかなか無いと思う。

行列に並んでるときなどに前後の人とちょっと話す程度のことはあっても、通りすがりで話しかけたりすることは無いだろうと思う。

しかし、クルーズ船に乗っていると、他の外国人のお客さんに突然話しかけられることがたまにある。

こちらの英語スキルが足りないせいで、なかなか話が弾まないのが申し訳ない。

もっと話せたら、もっと楽しいんだろうな~と思う。

ジャグジーから上がって、バスタオルにくるまってデッキチェアで一休み。

日差しが思ったより強かったのか、夫はタオルから出ていた足の甲が日焼けで赤くなっていた。

軽食タイム

一旦部屋に戻って着替えて、再びリドデッキへ。

夫がハンバーガーを頼みに行っている間、私がウェイターにドリンクを注文した。

炭酸水を頼んだら英語で何かを質問されたが、水泳で疲れていたためか、まったく何も聞き取れなかった。

もう一度聞き直したが、やはり分からなかった。

仕方ないので「That is OK. Anything is OK.」(それでいいです。何でもいいです)と答えたら、諦めたように戻っていった。本当に申し訳ない。

後から考えたら、もしかしたら、ボトルのままにするかグラスにするか、みたいなことを聞いてくれてたのかな?…いや、わからん。

ちょっとへこんだけれど、相変わらずハンバーガーは美味しい。

   

その後クイーンズルームに行ってみると、アフタヌーンティーが混んでいなかったので少しだけ入ることに。

すぐに案内されて、後ろの方に着席。

食べ足りない夫の付き添いのつもりだったので、紅茶だけでも良かったのだけど、サンドイッチもスコーンも食べなかったら、

ウェイターが「ケーキをお持ちしましょうか?(英語)」と言って、すぐに持って来てくれたので、

チョコレートムースを1つだけ頂いた。これは予想以上に美味しかったので正解。写真は撮り忘れた。

博多港にて

22時に福岡を出港する予定。

最終帰船時間が21時半なので、夕方になってもまだまだ船内は空いていた。

  

18時過ぎ、9デッキのソファーでまったりしていると、ジェットフォイルが入ってきたのが見えた。

その後船尾に移動して眺めていると、高速船「クイーンビートル」が通り過ぎた。

こちらに向かって手を振っている方も見えた。

クイーンビートルは、2020年就航、2022年11月福岡-釜山の運航を開始。

福岡-釜山間の約200kmを3時間40分で移動できるらしい。

   

前日は夕食抜きになってしまったので、この日はショーの前にリドレストランへ。

ロイヤルコートシアターでのショーは、「ザ・ブルージェイズ」というロックンロールバンド。

ここ数日スピーカーの音量調節に参っていたので、後ろの方に着席。

演奏された曲は、2~3曲しか知っている曲がなく、ちょっと退屈してしまった。

私たちよりもっと上の年代の方々は楽しかったのかな?

美しいピアノ演奏

ショーの後グランドロビーを通ると、きれいなピアノの音色が聞こえてきたので足を止め、演奏を楽しんだ。

レパートリーが幅広く、演奏も繊細で素晴らしかった。

デイリープログラムによると、奏者はジョエル・バウマンという方らしい。

ピアノのまわりにはしっかりと聞き入っている方々が何組もいて、リクエストを出している方もいるようだった。

演奏が素晴らしいので1曲終わるごとに拍手が起こり、そのたびにちょっと照れ笑いを浮かべていた。

私は一日でこの方のファンになった。

   

21時半頃、3デッキに出ると、既に出港の準備は整っているようだった。

その後予定より早い21時40分頃、福岡を出港。

しばらくすると、並走していたタグボートがくるりと向きを変えて帰って行った。

私たちも部屋に戻ってシャワーを浴び、23時頃就寝。