やっと乗船!当日までの準備と初日のドタバタ(MSCベリッシマ1日目)

乗船まで

MSCベリッシマには、2020年のゴールデンウィークに乗船する予定だった。まだ造船したばかりの頃だった。

しかし、その年に始まった新型コロナウィルスの世界的流行により、残念ながらそのクルーズは中止となった。

その後、2022年の夏にも申し込んだが、これも中止となった。

2022年から2023年にかけての年末年始グアムクルーズにも申し込んだが、これもまた中止となった。

そしてまた、2023から2024年の年末年始のMSCベリッシマに申し込みをした。

JTBパンフレットより
JTBパンフレットより

2023年の7月の初めに発売になってすぐにオンラインで申し込みを済ませた。

8月には大黒ふ頭の駐車場の予約手続きをして、9月末に寄港地ツアーの申し込みを行った。

乗客数がかなり多いこと、MSCクルーズにスムーズな乗下船はあまり期待できないことなどから、寄港地ツアーに申し込むのが一番スムーズに船から降りられる方法だと考え、グアムでのシャトルバスも、サイパンでのツアーも希望するツアーの中で一番早い時間帯への申し込みをした。

また、グアムでの入国に必要なESTAの申請は10月下旬に行った。申請の手続き自体はかなり面倒で30分くらいかかった。申請後にステータスが「申請済み」となったのは半日後くらいだった。思ったよりも早かった。

12月中旬にJTBから最終案内とクルーズガイドが到着した。書かれている予約番号で、MSCのアプリ「MSC for me」にログイン。

12月28日、海外旅行保険に加入。利用したのは何度もお世話になっている「たびほ」だ。夫と2人分9日間で9160円だった。

この数日前に車を事前に確認したところ、バッテリー切れが判明したので、ネットで注文した新品バッテリーと交換した。危なかった。

12月29日に荷造りをして、これで準備は整った。いよいよ出発だ!

チェックイン

12月30日、12時過ぎに横浜の自宅を出発し、車で大黒ふ頭に向かった。

13時少し前に到着。入り口にいる警備員にクルーズに乗船すること、駐車場を予約したことなどを伝えると進む方向を案内された。途中で荷物と同乗者(私のこと)が降り、駐車場へと進む。料金は9日間で9千円。現金払いとなっていて、駐車場の入り口で支払った。

スーツケースなどの大きい荷物を預け、ターミナルですぐにESTAの申請書の確認が行われた。あらかじめ申請済みの画面をプリントアウトしていったのでスムーズだった。

その後、待合所で待つことに。すでにたくさんの人が順番を待っていた。

私たちが渡された整理券番号は「27番」だった。

少ししてチェックインが始まり、まずはプライオリティー、次にアウレアの人が案内され、その後は、25番からの案内だった。

その後しばらくして「27番」が呼ばれ、チェックインと出国審査が行われ、最終的に乗船できたのは15時頃だった。

大黒ふ頭に到着して既に2時間が経っていたが、この後に到着してくる人たちはさらに長時間待たされたようだったので、早い方みたいだった。

乗船

乗船すると、エレベーターで6デッキに案内され、ウエルカムドリンク(ジュース)をもらい、天井のLEDスクリーンを見上げた。

部屋の利用は16時からと案内があったので、ブッフェでランチしたり、船内をいろいろ探検して回った。

16時過ぎに部屋に行ってみると、掃除が終わっていた様子だったので入ろうとしたけれど・・・

部屋の電子キーが作動しなかった。たまたま近くにいた客室係に言って客室係のカードでも確認してしてもらうが、やはり開かなかった。

「20分ほど時間が欲しい」と言われたので、15、16デッキで景色を眺めたり、ターミナルの様子を見たりして過ごすことにした。

17時頃また行ってみると、部屋がロックされていない状態で半開きになっていた。やはりキーは作動せず。

ったく…これで開いたからいいだろうということか?一度閉めたら次は開かないんだぞ?

まぁ、MSCだからね、これくらいは想定内。

仕方ないので、夫がレセプションに相談に行った。私は部屋で待機。

 

私たちの部屋はリーズナブルな「内側」

今まで乗船したクルーズ船よりも広く感じたが、クローゼットは小さめ。部屋に救命胴衣が見つからなかったけれど、大丈夫なのだろうか??

バスルームは、新しい船だけあって、とても綺麗。シャワーブースに扉があるのが素晴らしい。

 

その後、夫が新しく発行されたクルーズカードを持って戻ってきたが、それでもやはりダメだった。

「これでダメなら、廊下の電話から電話してください」と言われたそうだが、廊下の電話は使えなかったので、仕方なく、夫が再びレセプションへ。

ったく…。電話が使えないってどういうことだよ?緊急時はどうするつもりだ?

まぁ、この辺も想定の範囲内では、ある。

 

今度は、電池交換に来てくれることになった。

少したつと、本当に電池交換に来てくれた。ここで、ようやく電子キーが使えるようになった。めでたし、めでたし。時間は18時になっていた。時間を無駄にしたが、これくらいで済んで良かったと思うことにしよう。

途中、部屋で待機している間に、部屋のテレビで避難訓練ビデオを視聴し、確認のための内線電話をかけておいた。

これは、全員に義務付けられている避難訓練のステップで、部屋をビデオを視聴し、指示された内線番号にかける、自分の緊急時集合場所に行って、クルーズカードをスキャンしてもらう、というすべてのステップを行うことになっている。

クルーズカードのスキャンはまだ始まっていなかったので、また後で。

  

客室のドアの件が解決した後は、船内を探検しながら歩き回った。途中、クレジットカードの登録コーナーが空いていたので済ませておいた。

横浜出港

予定では20時に横浜出港となっている。

10分前くらいから、15デッキでターミナルの様子を確認しているが、なぜか出港する気配がない。

20時を30分くらい過ぎた頃、流石に何かがおかしいので、7デッキへ様子を見に行くと、ちょうどレスキュー車が大黒ふ頭に入って来るところだった。

そうか、急病人が出たのか・・・これは出港までまだ時間がかかりそうだ・・・。

その後救急車も到着し、救急隊員が船に乗り込み、2名が救急搬送されたようだった

意識はあるようだった。

荷物と同行の方々も下船となり、その方々の手続きなどもあるだろう。最終的にベリッシマが大黒ふ頭を離れたのは9時半頃だった。

クルーズ旅をしていると、急病人が搬送される場面を見ることが時々ある。

私たちも、他人事ではない。

この後、何も起きずに無事に横浜に帰って来られることを願った。

この日はレストランディナーはパス。ブッフェで夜食を食べた。