東京入港の景色が綺麗~クルーズ最終日(2024クイーンエリザベス10日目)

東京入港

5月5日、クルーズ10日目。下船日だ。

4時半に起きて東京入港の様子を見に3デッキへ。

スカイツリーも見えている。

少しずつ空も明るくなって、この日の太陽が昇ってくる。

クルーズターミナルには、早朝だというのに、何人かの見学の方がきているようだった。

5時頃、東京着岸となった。

船内

まだ船内は人が少ない。船内のあちこちを歩き回りながら名残惜しむ。

今年のショップのディスプレイ。

  

  

6時にブッフェがオープンしたので、混みだす前に朝食をとることに。

ブッフェでは、一応和食コーナーもあって、ご飯、味噌汁が用意されていたのがありがたかった。

ドーナツ、マフィン、デニッシュをよく食べていた。

最後の朝食はこんな感じ。

今回のクルーズの後半、毎晩行くのが楽しみになった「コモドアクラブ」

ほとんど行くことのなかった「ヨットクラブ」

  

よくここで紅茶やコーヒーを飲んだ「カフェカリンシア」

下船

7時半に部屋に戻り、手荷物を確認して、部屋を出た。

私たちの下船時刻は8時となっている。

  

2階の下船口前に少し列ができていたので、私たちも並んだ。

少し待つと、列が進み、スムーズに下船できた。

荷物を受け取り、佐川急便のカウンターへ。名前を告げると、あらかじめ用意されていた伝票を出してくれた。まったく混乱することなくスムーズに荷物を預けることができた。

 

品川駅行きのシャトルバスの列に並んだ。

バスがなかなか来ずに、1時間近く待っただろうか。ようやく東京クルーズターミナルを後にする。

名残惜しく、バスの中から、何度もクイーンエリザベスを探した。

品川駅でバスをおり、電車で横浜の自宅に帰った。

家に着いたのは10時半頃だった。楽しかったクルーズは、これでおしまい。

まとめ

2019年、2023年、そして今回と、クイーンエリザベスには3回目の乗船となった。

2019年に乗船したときが、日本クルーズに対するキュナードラインの意気込みがとてもすごかったのが忘れられないのだけど、やはり、昨年同様、今回もそこまでの豪華さは感じなかった。

まぁ、これが本来の姿なのだと思えば良いのだろう。

 

クイーンエリザベスで、まず、毎回驚かされるのは、乗下船時のスムーズさだ。

何が他のクルーズ船とそんなに違うのか分からないが、チェックインから乗船までも、寄港地での下船や、最終日の下船、いつもスムーズで素晴らしかった。

初日に、乗船してすぐに客室に入れるのも素晴らしい。

 

レストランサービスについては少し不満が残った。ダイニングレストランでこんなに時間がかかったことは今まで無かったように思う。

遅れ気味なのは、ウエイターたち自身も分かっているのだろう、焦っていて余裕がないので、話しかけるのも遠慮してしまう感じだった。

焦っているので、料理にかけたコショウが、勢い余ってドレスにまでかかったのはビックリした。

 

一方で、日本語サービスを充実させようとしている姿勢は感じ取ることができた。

今回も、日本人乗務員は多数乗船しており、船内放送やイベントなどの場では日本語通訳が入り、これはサービスとして完全に定着している。

毎回、言葉が通じないことで必要以上の時間がかかる写真撮影は、日本語を話せる乗務員が対応するなどしていたので、いつもより混乱は無かったように思う。写真受け取りの場でも日本語が通じる乗務員が数名いたようだった。

また、ショーでも、ゲストパフォーマーが英語と日本語を両方話せる方々で、英語がまったく分からないという人でも、かなり楽しめていたと思う。

 

また、私たちは今回、キュナードラインに3回目の乗船ということで、キュナードワールドクラブの「ゴールド会員」だったので、いくつかの特典を受けることができた。

そのうちの一つ、「wifiプランの購入に使えるインターネットクレジット45ドル」というのがとてもありがたかった。

今回、一番値段の安いプランで、1日24ドルのエッセンシャルプランを一人2日分ずつ購入した(足りない分の3ドルは別支払い)。インターネットで調べものをしたり、SNSを見たりする分には問題なく使えた。寄港地にいるときは、地上の電波が入るので、終日航海日に利用した。

 

英語に関しては、やはり必要だと感じる。

私の場合は、よく使うフレーズ、自分に関係ありそうなフレーズなどだけ覚えていて、使えるようにしている。

船内で働く方々の中には、英語が母国語でない方も多いので、こちらが思っているような英語の発音で返事が返ってくるとは限らないので、リスニングにはやや苦労した。

夫と私、二人で聞けば、どちらかは聞き取れて、結果なんとかなる、というのをくり返していた気がする。

日本でのクルーズには、日本人乗務員の方も多めに乗船されているし、日本語を理解してくれる乗務員の方もいるのだけれど、そういう方には行列が出来てしまうことが多いので、直接英語でちょっとした質問くらいなら出来ると、かなり時間が短縮できると思った。

それに、外国人の乗客の方も多く、私も実際に話しかけられたし、エレベーター内などでは話しかけるまでは無くても、微笑んでこられたり、日本人とコミュニケーションを取りたそうにしている方をよく見かけた。そういう方とも少しでも会話ができるとクルーズ旅がもっと楽しくなるだろうなと思った。

私も、また今後に向けて、英語の勉強は続けていきたいと思う。

 

クルーズ全体を通して、小さな不満はあるとしても、やはり私はクイーンエリザベスが大好きだ。

船内の落ち着いた雰囲気が素晴らしい。船内各所で流れる生演奏も素晴らしい。

木目調のインテリアが素晴らしい。船内に多く飾られている絵画や美術品が素晴らしい。

今回のコースもとても良かった。

東北エリアも行けて九州にも行ける、なんていうのはクルーズ旅の醍醐味ではないだろうか。

また来年のクルーズも、船内で予約をしてきたので、今からもう楽しみだ。