夕暮れの「光の道」、初めての「マスカレード」(クイーンエリザベス4日目-2)

クイーンエリザベス 2023年横浜発着ゴールデンウィーク

新緑の九州と韓国9日間 4/28(金)~5/6(土)

自由行動

午後は一旦、夫とは別行動。

私は、クイーンズルームで行われていたピアノのコンサートへ。

後ろの方の端っこの席で、ピアノ演奏を聴きながら、後半はウトウト…。

私は学生時代はずっと吹奏楽部で、何か音楽が流れるとすごく集中して聴いてしまう癖がある。

こんなふうに、流れる音色に身を任せてまったり過ごす幸せは、クルーズ旅行で知ったものかもしれない。

遊び疲れもあるだろう、同様に時々ウトウトしている方々がいた様子だが、演奏が終わると観客から大きな拍手が送られた。

私も「素敵な午後のひと時をありがとう」という気持ち。

  

この後、クイーンズルームはアフタヌーンティーのテーブル準備のため、一旦全員退出となった。

ふと見ると、開始30分前だというのに、クイーンズルームの前には既に行列が出来ていたので驚いた。

  

一方その頃、夫は一人で海を眺めながら船内探検していたようで。

クルーズ中、私たちは基本的には一緒に行動しているけれど、このような一人の時間も良いもの。

ただ、ちょっと問題なのは、合流するときに行き違いなどがあってお互いが見つからないときがあること。

最近、他の大型クルーズ船の中には、船内wifiによって同行者の居場所が分かったり、チャットでやり取りできたりするものがあるらしいが、

今回私たちが利用していた「My Voyage」ではそのような機能は無かった。

この点は今後、何らかの改善の可能性があると思うので、それを期待したいと思う。

  

ちなみに、陸から離れた海上でもインターネットを利用したい場合はインターネットプランを購入すれば可能。

今クルーズで配布された案内には、

Eメール、SNSなどが使えるエッセンシャルプランと、

それに加えて、動画、音楽など、速い通信速度で利用できるプレミアムプランがあり、

料金は、それぞれ、1日(24時間)で24ドルと36ドルと記載があった。

全クルーズ日数分を購入する場合は、1日につき18ドルと24ドル、とのことだった。

午後のティータイム

ガーデンラウンジへ。

インスタグラムで、船内でティーフォルテのアイスティーが飲めることを知ったので、聞いてみると、

「アイスティーはここではできないんです(英語)」と説明されたので、

夫はダージリンをオーダー。

私はフレッシュオレンジジュースをオーダー。

注文すると、ジューサーに6~7個のオレンジを入れて、搾りたてを作ってくれる。

テーブルにあるメニューには記載が見つからなかったので、時間限定だったかな?と思ったが、無事に頼めた。とてもおいしい。

   

ケーキはリドレストランで。

日没

日没は、デイリープログラムによると午後7時9分。

5時半頃。

海面がキラキラしている。

この日はガラ・イブニング。

日没も見たいが、ディナーの時間も気がかりではある・・・

と思っていたところ、6時過ぎ頃からフォーマルの装いで写真撮影を楽しむ方々が現れはじめ、私たちもそうすることに決定。

急いで部屋に戻って着替えた。

太陽の光が海面に反射し、オレンジ色の道のようになっている。

太陽が海の向こうに消えていったのは、デイリープログラムにあったとおり、7時9分頃だった。

マスカレード

ディナーはブリタニアレストラン。

前回と同じ席に着席。

少しずついろいろ食べているせいで、そこまでお腹が空いていないので、メインはお魚料理にしよう!と思ったら、とても大きな魚が出てきて驚いた(写真、右下)。

夫はカレーを頼んでいた(写真、左下)。私もそっちにすればよかったかな。

デザートに「ベイクドアラスカ」があったのでオーダー。

ベイクドアラスカといえば、シェフやクルーたちの紹介や行進を思い浮かべるけれど、

コロナ対策のためなのか、結局最後までそのようなことは無く、淡々とディナーが終わり、

テーブル担当のクルーと「Good night!」と挨拶してレストランを後にした。

  

夜のショーは「トップハット」というミュージカルだった。

当然といえば当然だが、セリフが全編英語だったので内容は半分くらいしか分からなかった。

歌とダンスは素晴らしいと思ったけれど、ミュージカル全体としては、正直なところ、良さがよく分からなかったので、

後になって思うと、パスしても良かったかな~という感じだった。

  

この日のテーマは「マスカレード」。つまり仮面舞踏会。

クイーンズルームも盛り上がっていた。

船内では、全体の半分くらいの乗客が何かしらの仮面を付けていたようだった。

和装の方は、日本式の、”ひょっとこ”とか”狐面”を付けている方もいて、なるほど、和服にとても合っていてすばらしいなと思った。

  

事前の案内では「仮面は船内での販売もあります」と書かれていたが、

実際、ロイヤルアーケードで売られているのを見かけた。種類もいくつかあって、値段は20ドル前後だったと思う。

  

私たちの仮面は4年前に購入したもの。

4年前の乗船時はドレスコードの発表がクルーズの2~3週間前だったので、

どんなテーマナイトになるか分からないまま、準備を進めていた。

そんな中、「クイーンエリザベスでは仮面舞踏会があるらしい」ということをどこかで聞き、その頃に偶然H&Mのオンラインショップでそれっぽい仮面を見かけたので購入していた。

確か、数百円程度だったと思う。

その時は結局、マスカレードナイトは無かったので、仮面を付けるチャンスは無かったが、

今回、事前に発表されていたドレスコードに「マスカレード」の文字を見つけ、しまっていた仮面を探し出して持って来ていた。

タキシード、ドレス姿で仮面を付けて写真を撮る経験など、私たちにはこの船以外ではあり得ないことなので、

二人で仮面を付けて、船内各所で記念撮影をして楽しんだ。