当サイトは広告を利用しています

クルーズ船のチップは必要?船会社によって違うチップの仕組み

日本ではあまりなじみのない、チップの習慣。

初めて外国船のクルーズに乗るときには、「誰に、いつ、いくら渡せばいいの?」と気になる方もいると思います。

クルーズ船では、定額のチップを船内会計に加算する仕組みや、あらかじめクルーズ代金に含める仕組みがあり、船会社や申込みプランによって扱いが異なります。

今回は、私がこれまで乗船した船でのチップの仕組みと、個別にチップを渡した経験についてご紹介します。

※チップの金額や支払い方法、プランに含まれる内容は変更される場合があります。予約するクルーズの案内で、最新の条件をご確認ください。

クルーズ船のチップはどう支払う?

クルーズ船のチップには、大きく分けて次の3つがあります。

  • 客室係やレストランスタッフなどへの、1泊ごとに設定された定額のチップ
  • 飲み物やスパなどの利用料金に加算されるサービス料
  • 感謝の気持ちとして、スタッフに個別に渡す追加のチップ

外国船のクルーズでは、客室係やレストランスタッフなどへのチップとして、1人1泊あたりの金額が決められていることが多くあります。

このチップは、船会社がまとめて徴収し、対象となるスタッフに分配する仕組みです。船内会計に加算される場合もあれば、あらかじめクルーズ代金やプラン料金に含まれている場合もあります。

そのため、通常の食事や客室の清掃などでは、サービスを受けるたびに、スタッフへ現金でチップを渡す必要はありません。

まずは、自分が申し込むクルーズで、どのような仕組みになっているのかを知っておくと安心です。

船会社によって違う、船内チップの仕組み

ここでは、日本発着クルーズを検討する際に参考になるよう、主な違いをまとめました。

船会社・料金プラン船内チップの基本的な扱い
プリンセス・スタンダード客室カテゴリーに応じた定額のチップが別途必要。通常は船内会計に加算
プリンセス・プラス/プリンセス・プレミア定額の船内チップがプラン料金に含まれる
MSCクルーズ日本で販売されているMSCベリッシマでは、定額のチップを船上精算
キュナード原則、定額のサービス料を船内会計に加算。チップ込みの商品もある
飛鳥Ⅱ船内でのチップは不要

プリンセス・クルーズ

プリンセス・クルーズでは、「クルー・アプリシエーション」と呼ばれる定額のチップが設定されています。

プリンセス・スタンダードでは、チップはクルーズ代金に含まれていません。 客室カテゴリーに応じた1人1泊あたりの金額が、通常は船内会計に加算されます。乗船前にチップを前払いする方法もあります。

一方、プリンセス・プラスとプリンセス・プレミアには、この定額のチップが含まれています。

同じ船に乗っていても、申込みプランによって、チップが料金に含まれるかどうかが変わります。

私も、スタンダードで乗船したときは、1泊ごとのチップを船内で支払っていました。プラスを利用したときは、プラン料金に含まれていました。

MSCクルーズ

MSCクルーズでは、「ホテルサービスチャージ」として定額のチップが設定されています。

日本で販売されているMSCベリッシマのクルーズでは、船内チップを別途、船上で精算する案内があります。

例えば、クルーズプラネットに掲載されている対象クルーズでは、次のように案内されています。

客室カテゴリー・年齢1人1泊あたりの船内チップ
MSCヨットクラブ以外・2歳以上18米ドル
MSCヨットクラブ・2歳以上21米ドル
2歳未満無料
※2026年10月確認。予約するクルーズによって条件が異なる場合があります。

この案内で、MSCヨットクラブ以外の客室に大人2人で9泊する場合、船内チップは合計324米ドルになります。

クルーズ代金とは別に必要になる費用なので、旅行全体の予算に入れておきたいところです。

キュナード

キュナードでは、原則として、客室カテゴリーに応じたホテル・ダイニングのサービス料が船内会計に加算されます。

ただし、クルーズ代金にチップが含まれる商品や特典もあります。例えば、2025年のクイーン・エリザベス日本発着クルーズでは、チップ込みの料金でした。

チップがクルーズ代金に含まれているかどうかは、申し込むコースやプランによって異なります。

飛鳥Ⅱ

飛鳥Ⅱでは、船内でチップを用意する必要はありません。

外国船のように、1泊ごとのチップを別途予算に入れたり、スタッフに渡すための現金を準備したりせずに過ごせます。

飲み物やスパなどに加算されるサービス料

外国船では、1泊ごとの定額のチップとは別に、有料の飲み物やスパ、美容室などの利用料金に、サービス料が加算されることが多いです。

例えば、バーで飲み物を注文すると、メニューに表示された価格にサービス料を加えた金額が請求される、といった仕組みです。

サービス料の割合などは、船会社によって異なります。また、ドリンクパッケージには基本的に、対象の飲み物のサービス料が含まれています。

「定額の船内チップを払っているから、すべてのサービス料も含まれる」というわけではないので、利用するサービスやパッケージの内容を見ておくと分かりやすいと思います。

スタッフに個別にチップを渡すことはある?

定額の船内チップとは別に、特にお世話になったスタッフへ、感謝の気持ちとして個別にチップを渡すこともあります。

ただし、追加のチップに対する方針は船会社によって異なります。MSCは、スタッフ個人へのチップを推奨しないという案内があります。

ここからは、私自身がこれまでの乗船で渡した例をご紹介します。金額は相場としてではなく、個人の体験としてご覧ください。

客室係に、メッセージと一緒に渡したことがあります

毎日親切に声をかけてくれたり、いろいろと気遣ってくれたりして、「本当にいいサービスだった」と感じたときに、客室係に追加のチップを渡したことがあります。

私の場合は、クルーズ最後の晩に、短いお礼のメッセージを書いた封筒にチップを入れて、客室に置いておきました。

9泊10日ほどのクルーズで、2人分として20米ドル程度を入れたことがあります。

毎回渡しているわけではなく、特に感謝を伝えたいと思ったときに渡しています。

朝食のルームサービスでは、2ドルほど渡しています

朝食のルームサービスを利用したときには、運んでくれたスタッフに、お礼として2米ドルほど渡しています。

これは、私自身が渡している金額です。ルームサービスの利用料金や配達料とは別のものとして考えています。

キュナードでは、伝票に追加のチップを書くことも

キュナードでは、飲み物を注文した際に渡される伝票に、追加のチップを書くことがあります。

例えば、夜の営業終了に近い時間に利用したときや、特に親切に気遣ってもらったときなどです。

通常の利用では書かないこともあり、毎回追加しているわけではありません。

乗船前に、チップが含まれているか確認しておくと安心

クルーズの予算を考えるときには、表示された旅行代金だけでなく、船内チップが別途必要かどうかも見ておきたいところです。

予約の段階で、次の2点を確認しておくと、必要な費用を把握しやすくなります。

  • 定額の船内チップは、旅行代金や申込みプランに含まれているか
  • 別途必要な場合、1人1泊いくらか

別払いの場合は、人数と泊数をもとに計算して、旅行全体の予算に入れておきます。

また、私は個別にチップを渡したい場合に備えて、少額の米ドル紙幣を用意しています。

ただ、定額のチップと、感謝の気持ちで追加するチップは別のものです。仕組みを知っておくと、「その都度渡さなければいけないのかな」と悩まずに過ごしやすくなると思います。

まとめ

クルーズ船のチップは、船会社や申込みプランによって仕組みが異なります。

プリンセス・クルーズでは料金プランによる違いがあり、MSCベリッシマでは船上精算のチップが別途案内されています。一方、日本船の飛鳥Ⅱでは船内でのチップは不要です。

あらかじめ必要な費用と支払い方法を知っておけば、乗船後も落ち着いて過ごせます。

個別に渡すチップについても、船会社の方針を踏まえながら、感謝を伝えたいときの方法のひとつとして考えています。